国際交流助成受領者/国際会議参加レポート

令和5年度 国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・参加者名
國藤 佑太
(立命館大学 大学院理工学研究科 電子システム専攻)
会議名
2023 International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications (NOLTA 2023)
期日
2023年9月26日~29日
開催地
Catania, Italy

1. 国際会議の概要

令和5年度丸文財団国際交流助成による支援を受け、2023年9月26日から9月29日までの間、2023 International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications (NOLTA 2023) に参加し、自身が行った研究の口頭発表を行った。学会はシチリア島第2の都市であるカターニアで行われた。

 
カターニアの街並み

2. 研究テーマと討論内容

発表した研究テーマは“Integrated Architecture of ITCAM and Reservoir Computing Using LSI Manufacturing Variation” である。これまでLSI製造時のチップごとの電気的な微小なばらつき(物理的複製不可関数)を数値化しマスクデータに利用した3値連想メモリであるITCAM (Individual Ternary Content Addressable Memory) と時系列データ向けの機械学習の1種であるリザバーコンピューティングを組み合わせたアーキテクチャであるIRC (ITCAM-based Reservoir Computing) を開発してきており、その成果となる。

本アーキテクチャは今後介護・看護分野で活躍が期待されるパートナー型ロボットに搭載されるAIに対して先天的個性を与え、同じ入力に対してもデバイスごとに異なる反応を出力することを可能とする。

質疑応答では、このシステムの最終的なプロダクトとしての目標やITCAMを機械学習と組み合わせるメリットについて討論を行った。最終的なプロダクトとしては生まれつきの個性を持つことで人に愛着を持ってもらえるロボットを、機械学習と組み合わせることのメリットはより汎用的な場面で個性を発現しうるという展望を示した。


発表の様子

3. 国際会議に出席した成果
(コミュニケーション・国際交流・感想)

私にとっては初めての海外渡航であり、全てが初めてで新鮮であった。

自身の研究を発表することで様々な国の方からフィードバックを受け、他の視点から自身の研究を見つめなおすことができた。それによって今後の研究を行うモチベーションが向上した。

また発表以外でも現地での滞在中の地元の方や観光客とのコミュニケーションやバンケットで海外の方と一緒に食事をしたことを通じ、異文化交流への意欲が高まり、英語への意識が高まった。イタリアの人々はイメージ通り陽気な方が多くとても暖かく接した。シチリア島は地中海に面していることで、海産物もとてもおいしい土地であった。

最後となりましたが、今回の学会参加において貴財団から多大なる支援を賜り、非常に貴重で学びのある体験をさせていただきましたこと、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


記念撮影

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