国際交流助成受領者/国際会議参加レポート

平成30年度 国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・参加者名
前田 智弘
(北海道大学 大学院情報科学研究科)
会議名
23rd MICROOPTICS CONFERENCE (MOC2018)
期日
2018年10月15日~18日
開催地
International Convention Center, Chang Yung-Fa Foundation, Taipei, Taiwan

1. 国際会議の概要

会場(International Convention Center, Chang Yung-Fa Foundation)

23rd MICROOPTICS CONFERENCE (MOC2018) は2018年10月15日~18日の期間に台北市(台湾)で開催された国際会議である。主催はNational Taiwan University of Science and Technologyと微小光学研究会(応用物理学会)で、微小光学に関する基礎研究やアプリケーションなど計159件の発表がなされた。発表者の所属は日本(77件)と台湾(59件)が大半を占め、他にはアメリカ、韓国、カナダ、ドイツなどからの発表があった。次回のMOCは2019年11月17日~20日に富山市(日本)で開催される予定である。

2. 研究テーマと討論内容

口頭発表会場

今回の発表では、空間光変調器を利用した空間モード変換技術のノイズ低減を目的とし、空間光変調器から生じるノイズ光に対して光波の干渉を利用することでノイズを低減する手法を提案した。発表したセッションは「Optical Systems II」で、12分間の口頭発表の後に3分間の質疑応答があった。質疑応答では、ノイズ低減の原理や数値解析のパラメータなどについて、2名から質問をいただいた。また、セッション終了後に質問者の1人と干渉計の構成や調整法についてディスカッションを行った。

3. 国際会議に出席した成果
(コミュニケーション・国際交流・感想)

国際会議での口頭発表の経験が少なく、発表する研究内容を正確に伝えることができるか不安であったが、事前に研究室のゼミで発表練習をし、直前までホテルで説明を練っていたこともあり、無事に発表を終えることができた。一方で、質疑応答では質問者の意図を聞き取るのに苦慮したり、十分な返答ができなかったりと、自身の英語力の不足を痛感した。

自身の発表以外では、ポスターセッションにおいて他大学の研究者と議論を交わすことができ、近い世代の研究者とのつながりを作ることができた。また、他研究者との議論の中から今後の研究に対するアイデアを得ることができた。

最後に、本学会への参加にあたり、貴財団より多大なるご支援を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

平成30年度 国際交流助成受領者一覧に戻る

ページの先頭へ