国際交流助成受領者/国際会議参加レポート

平成27年度 国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・参加者名
越田 和磨
(山形大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻)
会議名
12th EUropean Conference on Applied Superconductivity (EUCAS 2015)
期日
2015年9月6日~10日
開催地
France Lyon

1. 国際会議の概要

会議場

EUropean Conference on Applied Superconductivity (EUCAS) は、ヨーロッパの都市で開催される超伝導体における国際会議である。今年はフランスのリヨンで9月6日~10日まで開催された。ヨーロッパ諸国を中心とした参加者が多いものの、日本、中国、オーストラリア、アメリカ、など世界中から多くの研究者が参加していた。5日間にわたりプレゼン、ポスター発表など様々な場面で活発な議論が交わされた。

2. 研究テーマと討論内容

ポスター前にて

私の研究テーマは超伝導700MHz NMR検出コイルの開発である。NMRとは核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance)の略称であり、新薬の開発やタンパク質の構造解析に用いられている装置である。NMRの利点は分子構造を非破壊的に測定できる。しかし、NMRには感度が低い欠点があり、測定時間が長い要因となっている。感度を向上させることによって測定時間の短縮や、今まで測定が不可能な分子構造の測定が可能となる。超伝導体は極低温において抵抗が零になる性質がある。そこで、超伝導体を検出コイルに用いることで従来の銅の検出コイルに比べ、損失が少なくなり感度を向上させることが可能ではないかと期待されている。

発表ではコイルの作成方法、評価手法などを議論することができ、今までにはない考え方を見つけることができた。超伝導検出コイルの持つメリット、デメリットについても活発に議論することができた。
また、同様の研究をしているアメリカの研究者の方に様々なアドバイスをいただくことができたので、今後の研究に活かしていきたい。

3. 国際会議に出席した成果
(コミュニケーション・国際交流・感想)

リヨンの街並み

今回の発表では様々な国の研究者の方と交流することができた。初めは、英語で対応できるか不安であったが思っていた以上に英語で会話することができたのでよかった。また、私自身海外に渡航するのが初めてでもあったので、英語の重要性を身を持って感じることができた。しかし、私の英語能力が十分ではなかったので質問内容に手間取ってしまう場面があった。そのため、今後は今まで以上に英語能力を向上させていきたい。
また、研究者の方から研究成果についておほめの言葉をいただくことができ、今後の研究の励みになった。

最後に、このような貴重な機会を与えていただきました一般財団法人丸文財団に心より感謝申し上げます。

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