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国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・
参加者名
森 和也
(徳島大学 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻)
会議名 OptoElectronics and Communications Conference (OECC 2017)
期日 2017年7月31日〜8月4日
開催地 SANDS EXPO AND CONVENTION CENTRE, Singapore
1.国際会議の概要

Conference on Lasers and Electro-Optics Pacific Rim (CLEO-PR 2017)とOptoElectronics and Communications Conference (OECC 2017)とPhotonics Global Conference 2017 (PGC 2017)がシンガポールのサンズエキスポ&コンベンションセンターにおいて7月31日から8月4日までの間、開催されました。本会議は、会議では、レーザーやそのアプリケーション、ナノフォトニクス、メタマテリアル、バイオフォトニクス、プラズモニクス、光デバイス、光伝送および光ネットワーキング、光ファイバー、光スイッチングシステムおよび関連技術に関する最新技術の研究報告がされ、デバイスからシステムやネットワークに至る「フォトニクス」の分野で広くカバーされている上記の3つの主要な国際会議が共同で開催しました。

本会議では、56か国から参加者が集まり、招待講演468件、チュートリアル15件、口頭発表485件、ポスター発表646件でした。著名な研究者の発表が数多く行われ、非常に活気のある大きな会議でした。


2.研究テーマと討論内容

研究テーマ:
Temporal and Wavelength Dependency on QPSK to 16QAM Modulation Format Conversion by Delay Line Interferometer

討論内容:
変調フォーマット変換は、将来のフォトニックネットワークにおいて、ゲートウェイノードや通信するパケット占有帯域の柔軟な制御によるスペクトルの有効利用を目的としたエラスティックネットワークの実現などにおいて有用となると考えられています。

その中で私は、QPSK (Quadrature Phase Shift Keying) 信号から16QAM (Quadrature Amplitude Modulation) 信号への変換を遅延干渉計(DLI)を用いて光信号のままで全て処理できる全光システムとして研究しています。これまでは、変換によって占有帯域が変わらないため周波数効率が向上しないという欠点があったので、スペクトル整形フィルタを用いて占有帯域を削減していました。今回の発表では波長分割多重(WDM)信号に適用した場合の変換方式の時間依存性と波長依存性を調べ、ビット誤り率(BER)性能は、強度変調器でのクロック信号の位相の関数として数値的に計算され、WDM信号消滅の時間的なミスアライメントを引き起こす可能性があることが確認された。これを基に実験的にも検証していきたいと考えています。

3. 国際会議に出席した成果(コミュニケーション・国際交流・感想)

今回の国際学会ではポスターセッションだったので様々な方と英語で議論する機会がありましたが言いたいことが伝わらなかったり、違う意味に受け取られたりと私自身の英語力の乏しさを改めて痛感しました。しかし、皆さん言葉が出てくるまで待ってくれたり、積極的に理解しようとしてくれたりと優しい方ばかりでリラックスすることができましたし、様々な視点からの意見を聞くことができとても参考になりました。質問する立場になったときも、とても興味の惹かれる研究がたくさんあり勉強になりました。日本国内ではなかなか経験することのできないと思い海外の方とのコミュニケーションすることに挑戦できました。今後は、英語力の向上とともに、今回の学会で得た知見や経験を活かし研究に精進していきたいと考えています。

最後に、本会議の参加にあたり、多大なご支援をいただいた貴財団に心より感謝申し上げます。

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