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国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・
参加者名
鎌田 隼
(徳島大学)
会議名 SPIE Optics + Photonics 2017
期日 2017年8月6日〜10日
開催地 San Diego、The United State of America
1.国際会議の概要
≪会場のサンディエゴコンベンションセンター≫

SPIE Optics + Photonicsは毎年、アメリカ サンディエゴで開催されている国際会議である。主催はSPIE(The International Society for Optical Engineering)であり、今年は2017年8月6日〜10日の5日間開催された。本会議は、光学・フォトニクスに関する、ナノサイエンス、有機フォトニクス、再生可能エネルギー、アプリケーションの4分野に分かれており、約3,200件の最新の研究発表が行われた。

本会議では研究発表以外にも企業ブースやセミナーが同時開催された。企業ブースでは3日間にわたり、約150社が出展し、会議参加者と活発なディスカッションが行われていた。同じ会場で、求職者向けの就職セミナーも開催された。また、学生・研究者向けにプレゼンテーション技法などの40コース以上のセミナーが行われた。さらに、世界中の学生によるリーダーシップについてのワークショップや懇親会なども行われ、参加者同士が活発に交流した。

2.研究テーマと討論内容

本会議では、タイトル“Resonance modes in unbalanced Mach-Zehnder interferometer embedded in plasmonic waveguide”のポスター発表を行った。私は光をナノスケールの閉じ込め伝搬させることが可能なプラズモニック導波路に関する研究に取り組んでおり、今回は、光変調器としてよく使われるMach-Zehnder干渉計の透過スペクトル解析を行った。プラズモニック導波路は、ナノスケール領域において、高感度なセンシングが可能であるため、近年注目されている研究分野である。高感度であるが故に、伝搬光の解析が困難であり、今回は数値計算による解析結果を中心に発表した。

本会議は参加者も多く、私の研究分野であるプラズモニクスの専門外の方も見に来ていただいた。その際、そもそもプラズモニック導波路とはどういうものなのかという質問を受け、他の導波路と比較してメリットは何のかについて興味深く聞いていただいた。また、今回は数値計算結果のみの発表であったため、実験結果についても質問をいただいた。実験による評価も行っており、口頭で説明して討論することができた。

≪ポスター発表会場の様子≫ ≪発表時の様子≫
3. 国際会議に出席した成果(コミュニケーション・国際交流・感想)

今回、光学・フォトニクスに関する幅広い研究者が集う会議で発表することができ、自分の研究内容を他の研究分野の方にも知ってもらう大変有意義は機会になった。発表時に、頻繁に“何に使えるのか”を質問された。自分では分かっていることでも、他の専門分野の研究者にとっては理解してもらえないこともよくあった。自分の研究を知ってもらうためには、幅広い知識が必要であることを痛感した。

これまで、参加した国際学会では、自分の英語力や周りの積極的な姿勢に畏縮し、自分からコミュニケーションをとることができなかった。しかし、今回の国際学会では少しでも自分からコミュニケーションを取るように心がけた。特に、レセプションパーティの際にアメリカの研究者と交流し、お互いの研究内容や研究者に対する待遇などについて意見を交換した。

最後に、本国際会議に参加するにあたり、丸文財団からご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

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